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　国民的アニメ『ルパン三世』の原作者モンキー・パンチさんが急逝されて2年が過ぎました。今年はその3回忌、さらに『ルパン三世』アニメ化50周年ということもあり、各方面で話題になっています。

　そんなモンキー・パンチさんは、古くからのオーディオ愛好家で、ご自宅で本格的なホームシアターを楽しまれていたのは有名です。弊社「月刊HiVi」では、折に触れそのホームシアターを取材させていただき、驚きの内容を紹介してきました。その歴史はまさに日本のオーディオビジュアルの進化そのものといっても過言ではありません。

　今回は、そんなモンキー・パンチさんのホームシアター遍歴を一冊に収録、天才漫画家が癒しの時間を過ごしていた空間とはどんな場所だったのか、どんな“夢の世界”を追いかけていたのかを探っています。

　また巻頭にはモンキー・パンチさんが描いた『ルパン三世』の豪華イラストを掲載。しかも今回は、モンキー・パンチさんの筆致まで感じてもらえるように、敢えて余計な補正を加えていません。イラストのベタの塗り具合、鉛筆で描かれたラフスケッチの濃淡や消しゴムの跡まで再現しました。まさに画集と呼びたくなるほどの、美しいイラストを堪能してください。

　さらに巻末特集では、編集部がいただいた色紙や約20年分のイラスト入り年賀状も掲載。こちらは雑誌メディアでは紹介されたことがない貴重なものばかりです。

　その他にも次元大介役の小林清志さん、二代目峰不二子役の増山江威子さんへのインタビューも掲載。モンキー・パンチさんとの思い出を語っていただきました。さらに『ルパン三世』が日本のアニメ界、サントラ界に与えた影響についても分析しています。
　別冊『モンキー・パンチさんが教えてくれた』は、モンキー・パンチさんの多くの笑顔と共に、その優しいお人柄までうかがえる一冊となっています。ぜひ手に取ってお楽しみ下さい。