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フォーレ:レクイエム (LP)
フォーレ:レクイエム (LP)
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フォーレ:レクイエム (LP)【予約商品・11月25日以降順次発送予定】

販売価格 ¥ 6,600 税込
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アンドレ・クリュイタンス(指揮)
パリ音楽院管弦楽団
ロス・アンヘレス(S)、フィッシャー=ディースカウ(Br)

■発売日:2024年11月24日
■品番:ESLW-10008
■仕様:LP 180g重量盤
■JAN:4907034225620
■レーベル:Warner Classics
■音源提供:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
■ジャンル:宗教曲
■厚紙シングルA式ジャケット
■企画・販売:エソテリック株式会社
※海外販売不可につき、商品配送先が海外転送業者の場合、また海外転送・転売目的と弊社が判断した場合は断りなくご注文をキャンセルとさせていただきます。あらかじめご了承ください。


歴史的な教会に鳴り響く敬虔の調べ~クリュイタンス最高の名盤

■粋と優雅の極み~フランス音楽の体現者クリュイタンス
 アンドレ・クリュイタンス(1905-1967)は、出身こそベルギーのアントワープですが、フランスでの広範な演奏活動と録音を通じて、20世紀を代表するフランス音楽の解釈者として知られる名指揮者です。第2次大戦直後、ミュンシュとともにフランス音楽界の復興に尽力し、パリ・オペラ座の指揮者、パリ・オペラ・コミック座の音楽監督、そして1949年にはボストン響に移ったミュンシュの後任としてパリ音楽院管弦楽団の首席指揮者に就任し、その上品で洗練された粋のかたまりのような演奏で人気を博しました。1955年のウィーン・フィルとのアメリカ旅行の成功で国際的に大きく注目され、1958年からはバイロイト音楽祭にも招かれるなど世界的な指揮者として活躍しました。日本の音楽ファンにとっては、特に1964年4月~5月にかけて行われたパリ音楽院管との来日公演が衝撃的で、この時初めてフランス音楽の神髄と粋に接したのでした。

■録音に残されたパリ音楽院管弦楽団の古の響き
 クリュイタンスは、戦後フランスEMI(パテ)にオペラ全曲盤を中心に録音を開始し、フランス国立放送管弦楽団、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、フィルハーモニア管とも広範なレパートリーで録音を残しましたが、何といっても手兵のパリ音楽院管と録音した一連のステレオ録音は、1828年に創設されたこの伝統のオーケストラの美しく古雅な響きを記録した貴重なものです。1967年、クリュイタンスの予期せぬ死によって、パリ音楽院管弦楽団も解散され、より現代的な響きとアイデンティティを持つパリ管弦楽団に生まれ変わったからです。1962年に録音されたこのフォーレの「レクイエム」は、それら一連の録音の中でも、最も評価の高いアルバムであり、1963年に発売されて以来、カタログから一度も消えたことのない定番として聴き継がれている名演です。特にフォーレ「レクイエム」好きの日本の音楽ファンにとっては、ERATOのコルボ盤(1972年録音)と並んで、「レクイエム」の最高の名盤と位置付けられており、弊社Super Audio CDハイブリッドシリーズでも2011年に(ESSE-90055)発売いたしました。

■現在考え得る最高の状態でアナログレコードに
 このフォーレ「レクイエム」は、クリュイタンスにとって、フランス国立放送管と1950年10月に録音したモノラル盤に続く2度目の録音となったもの。1950年盤もフォーレの慎み深い作品の魅力を引き出した名演として知られていますが、この1962年盤は旧盤よりもさらにスケールの大きな深みのある演奏で、そこに込められた敬虔な感情の高まりは他に類をみないほどです。2人のソリストも豪華で、「ピエ・イエズ」でのロス・アンヘレスの清純さ、全盛期の輝きを示すF=ディースカウの完璧無類な歌唱、いずれも歴史的な名盤に相応しい彩りを添えています。教育者として日本とは縁の深かったアンリエット・ピュイグ=ロジェがオルガンを担当しているのもオールド・ファンには懐かしいことでしょう。EMIのパリでのオーケストラ録音がよく行なわれていたサル・ワグラムではなく、パリ1区・チュイリュリー公園の北に、1754年に完成した歴史的な聖ロック教会が録音会場に選ばれたことで、響きの豊かさと奥行き感が増すとともに、フォーレのオーケストレーションの精妙さや合唱声部のハーモニーの美しさが教会の残響に埋もれずに収録された名録音に仕上がっています。今回は、国内盤としては1981年以来約43年ぶりのアナログレコードでのリリースとなります。オリジナルマスターより「Esoteric Mastering」にて、新たにアナログレコード専用のマスタリングを行いました。入念に調整されたESOTERICの最高級機材Master Sound Discrete DACとMaster Sound Discrete Clock、MEXCELケーブルを惜しげもなく使用し、徹底して高音質化を目指したマスターを作成しました。

 アナログ・カッティングは、ミキサーズラボ社にて、アナログ最盛期の名機、ノイマン社製カッティング・レースVMS80を使用しました。同機は西ドイツで製造され、現在日本国内では2台しか稼働していません。ミキサーズラボ社のご協力を得て、カッティングルームに「Esoteric Mastering」の機材を持ち込み、出力をノイマン社製カッティング・コンソールSP79Cにダイレクトに接続。コンソールのイコライザーを使わずに、「Esoteric Mastering」サウンドをそのまま、カッティング工程へ送り込みます。

 カッティングは、ミキサーズラボ社のカッティング・エンジニア 北村勝敏氏。匠の手腕をマスター盤に注ぎ込んで頂きました。現在では、レコード・プレス用のマスター盤カッティングのみで、試聴のためだけにラッカー盤をカッティングする事は稀ですが、エソテリックでは音質を追及するため、コンソールへの伝送方式を変えながら複数のラッカー盤を作成しました。作成した複数のラッカー盤は、エソテリック・マスタリング・センターへ持ち帰り、ESOTERICのアナログターンテーブルGrandioso T1で試聴・音質確認を行い、最適な伝送方法を決定しています。

 徹底してアナログの音にこだわりを込めて作成し、オリジナルマスターのもつ情報を伸びやかなサウンドでアナログレコード化することに成功しました。


収録曲
ガブリエル・フォーレ Gabriel Fauré

レクイエム 作品48 Requiem, Op.48

Side 1
1.第1曲 入祭唱とキリエ
 Ⅰ. Introit and Kyrie
2.第2曲 奉献唱
 Ⅱ. Offertoire
3.第3曲 聖なるかな
 Ⅲ. Sanctus

Side 2
1.第4曲 ああ、イエズスよ
 Ⅳ. Pie Jesu
2.第5曲 神の子羊
 Ⅴ. Agnus Dei
3.第6曲 われを許したまえ
 Ⅵ. Libera Me
4.第7曲 楽園にて
 Ⅶ. In Paradisum

ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
Victoria de los Angeles, Soprano
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
Dietrich Fischer-Dieskau, Baritone
エリーザベト・ブラッスール合唱団
Choeurs Elisabeth Brasseur
アンリエット・ピュイ=ロジェ(オルガン)
Henriette Puig-Roget, Organ
パリ音楽院管弦楽団
Orchestre de la Société des Concerts du Conservatoire
指揮:アンドレ・クリュイタンス
Conducted by André Cluytens

[録音] 1962年2月14日&15日、5月25日& 26日、パリ、聖ロック教会 [アナログ・レコーディング]

[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー] ルネ・シャラン、ヴィクター・オロフ
[レコーディング・エンジニア] ポール・ヴァヴァッスール
[LP初出] His Master's Voice SAN/CANB 107(1963年)
[日本盤LP初出] 東芝音楽工業ASC‐5300(1963年9月発売)

[アナログレコード]
[プロデューサー] 大間知基彰 (エソテリック・マスタリング・センター)
[アソシエイト・プロデューサー] 吉田穣 (エソテリック・マスタリング・センター)
[リマスタリング・エンジニア] 東野真哉 (エソテリック・マスタリング・センター)
[リマスター]2024年6月 エソテリック・マスタリング・センター、「Esoteric Mastering」システム
[アナログレコード・カッティング] 北村勝敏 (株式会社ミキサーズラボ)
[解説] 浅里公三
[企画・販売] ティアック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社


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