閉じる
会員様情報
{@ member.last_name @} {@ member.first_name @}様
利用可能ポイント
{@ member.total_points @}ポイント
line

NEWS

  • 2024.5.16
    本日より6,000円以上のご購入で全国送料無料キャンペーン開始しました!


 プッチーニ:歌劇《トスカ》全曲 (CD/SACDハイブリッド)
 プッチーニ:歌劇《トスカ》全曲 (CD/SACDハイブリッド)
  • New!
予約商品

プッチーニ:歌劇《トスカ》全曲 (CD/SACDハイブリッド)【予約商品・12月16日以降順次発送予定】

本商品は予約商品です。
発送時期は商品名に記載の内容をご確認ください。
予約商品は配達希望日時を指定できません。

予約販売価格 ¥ 8,000 税込
[ 73 ポイント進呈 ]
予約受付期間


レオンティン・プライス(S)、ジュゼッペ・ディ・ステファノ(T)、ジュゼッペ・タッデイ(Br)他
ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

■発売日:2024年12月14日
■品番:ESSD-90298/99
■仕様:CD/SACDハイブリッド・2枚組
■JAN:4907034225637
■レーベル:DECCA
■音源提供: ユニバーサルミュージック合同会社
■ジャンル: 歌劇
■DSD Mastering / Super Audio CD 層: 2 チャンネル・ステレオ
■歌詞対訳付、美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ使用
※海外販売不可につき、商品配送先が海外販売・海外転送業者の場合、また海外転送や転売目的と弊社が判断した場合は断りなくご注文をキャンセルとさせていただきます。あらかじめご了承ください。



豪華絢爛に鳴り響くプッチーニのスコア。カラヤンが豪華キャストを結集しカルショウと共 に完成させた究極のオペラ聴体験。

■クラシック界の「帝王」が君臨した時代
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)は、レコード録音に対して終生変わらぬ情熱を持って取り組んだパイオニア的存在であり、残された録音もSP 時代からデジタル録音まで、膨大な量にのぼります。その中でカラヤンが一つの頂点を迎えたのは、1955 年にベルリン・フィルの常任指揮者、翌1956 年にザルツブルク音楽祭およびウィーン国立歌劇場の芸術監督に就任、またミラノ・スカラ座との提携上演を打ち出してイタリアでの地盤も強化するなど、文字通りヨーロッパ・クラシック音楽界の「帝王」と目されていた時期でしょう。さらに録音面でも、1950 年代初頭から継続しているロンドンでのフィルハーモニア管弦楽団とのEMI への録音に加えて、1959 年からはベルリン・フィルとはドイツ・グラモフォンへの、ウィーン・フィルとはデッカへの録音がスタートし、ちょうどステレオ録音が導入されて活気付いていたレコード市場を席巻する形になりました。一人の指揮者がここまでの音楽的ポストとレーベル契約を手中にするのはカラヤン以前にもカラヤン以後にも皆無で、文字通り20 世紀クラシック音楽界で空前絶後の存在でした。

■ウィーン国立歌劇場時代のオペラ全曲盤の中でもひときわ光を放つ「トスカ」
 そうした中でも、名プロデューサー、ジョン・カルショウとのコラボレーションによって、ウィーン・フィルと進められたデッカへの録音では、スタンダードなシンフォニーのみならず、「ツァラトゥストラはかく語りき」や「惑星」のパイオニア的録音も含む多様なオーケストラ曲のほか、1959 年の「アイーダ」から1963 年の「カルメン」まで、綺羅星のような豪華キャストをそろえた5 つのオペラ全曲盤が制作されました。いずれもオペラ録音史にその名を残す名盤ばかりですが、その中でもすでに当シリーズでハイブリッドディスク化した「オテロ」と合わせ、家庭でのステレオ再生で劇場でのオペラ体験を味わえるようにするべく当時の英デッカが力を入れていた「ソニック・ステージ」というコンセプトの頂点にあるのが1962 年9 月に録音された「トスカ」といえましょう。初出は当時デッカと提携関係にあったRCA のソリア・シリーズで、金箔押しのボックスにオールカラーのリーフレットが添付された豪華仕様でした。

■豪華絢爛を極めたプッチーニのオーケストレーションを余すところなく再現
 カラヤンが生涯に録音したプッチーニのオペラは、「ボエーム」「蝶々夫人」「トスカ」「トゥーランドット」の4 曲で、そのうち晩年に録音した「トゥーランドット」は実演では取り上げていません。それ以外の3 曲はカラヤンがその経歴のごく初期のウルム歌劇場時代から取り上げていたレパートリーで、「トスカ」では少壮22 歳の1930 年6 月にザルツブルク州立劇場に客演した際に演奏した記録があります。1956 年にウィーン国立歌劇場芸術監督に就任したカラヤンはその2 シーズン目の1958 年4 月3 日に「トスカ」の新演出上演を指揮、レナータ・テバルディ、ジュゼッペ・ザンピエリ、ティト・ゴッビという名歌手を揃えたマルガレーテ・ヴァルマン演出の舞台は空前の成功を収め、カラヤンはウィーン在任中に15 回指揮しています(さらに、この舞台は2000 年代までほぼ半世紀にわたって上演され続ける人気のプロダクションとなったのでした)。その4 年後にキャストを一新して録音に臨んだのが今回の「トスカ」ですが、カラヤンが作品に込める意気込みは格別のもので、第1 幕冒頭のスカルピアのテーマが圧倒的な豪壮さで奏された後、指揮棒を振り下ろすカラヤンの唸り声が収録されているほどです。ウィーン・フィルも濃密かつ有機的なサウンドでカラヤンのその思いに敏感に反応し、プッチーニの微細なオーケストレーションの機微をこれ以上ないほどに生き生きと彩っていきます。木管の木質な響き、こくのあるウィンナ・ホルン(第3 幕冒頭のユニゾン)、深みのある金管、そして黄金の光沢をたたえた弦楽パートなど、オーケストラの全てのパートが個性あふれる有機的なサウンドを奏でているのです。

■1960 年代を代表するキャストが結集
 歌手陣も1960 年代を代表する名歌手が集められています。トスカ役は、カラヤンが好んで起用した20 世紀後半のアメリカを代表するソプラノ、レオンティン・プライス(1927 年生まれ)。トスカはアイーダと並んでプライスの十八番で、彼女の本拠地ニューヨークのメトロポリタン歌劇場でも当たり役でした。歌手としての気位の高さ、カヴァラドッシへの愛情と嫉妬心との間で揺れ動く心情、スカルピアと対峙する心根の強靭さと恐怖感、そしてカヴァラドッシの死に対した際の嘆きの深さなど、トスカというキャクターの感情の移り変わりを実に細やかに表現しています。カヴァラドッシは、やはりこの時代を代表するイタリアのテノール歌手で、捨て身の直情的な歌唱で人気のあったジュゼッペ・ディ・ステファノ(1921-2008)。名盤として知られた1953 年のカラスとデ・サーバタによるEMI の「トスカ」に次ぐ、2 度目のカヴァラドッシ録音となりました。洗練味よりもフルヴォイスによる感情の吐露に心打たれます。スカルピアはやはり名バリトンのジュゼッペ・タッデイ(1916-2010)で、ヘンデルから現代作曲家まで150 ものオペラに及んだレパートリーを持ち、さまざまな性格の役柄を歌い分けることのできるキャラクタリゼーションの多様さが持ち味。カラヤンからの信頼も厚く、「道化師」(カニオ)や「ファルスタッフ」(題名役)の録音にも起用されています。ここでも表現力のある歌唱とディクションで、スカルピアという「ヴィラン」を実に見事に描いています。デッカらしく、堂守にはフェルナンド・コレナ(1916-1984)、密偵のスポレッタにはピエロ・デ・パルマ(1925-2014)という芸歴の長いヴェテラン歌手を起用するなど、音だけでの聴取でも各キャラクターが鮮明になるように細かく配慮されたキャスティングがこのオペラをさらにドラマティックに仕立てています。また合唱指揮には、ミラノ・スカラ座合唱団の名指揮者ロベルト・ベナーリオが起用されており精彩に富む合唱が聴かれますが、これは当時スカラ座でも芸術上の重責を担っていたカラヤンが実現させた2 つの歌劇場間での芸術的提携の賜物といえましょう。

■最高の状態でのSuper Audio CD ハイブリッド化が実現
 録音はデッカのウィーンでの拠点だったゾフィエンザールで行われました。響きが多いため必ずしも録音向きではないムジークフェラインザールとは異なり、フル・オーケストラを混濁せず細部まで明晰な収録が可能なゾフィエンザールはデッカのステレオ録音の代名詞であり、ショルティの「指環」をはじめとする今や伝説的な名録音がジョン・カルショウらデッカの録音陣によって続々と生み出されました。この「トスカ」でも、デッカのステレオによるオペラ録音に特徴的な、オーケストラをスケールの大きな響きで捉えつつ、各パートの明晰さを保ちながら、歌手の声を包み込むようなバランス作りが実現しています。また同じくデッカのオペラ録音の代名詞でもある、ステージ上演の臨場感を録音に持ち込む「ソニック・ステージ」の手法が極限まで活用され、各場面での登場人物の位置関係や前後左右の動き、効果音(扉の開け閉め、第1 幕での鐘の音、大砲の音)、遠近感(第2 幕のオフステージの合唱、第3 幕の鐘)など、ステレオの効果を極限まで活かした演出がされているのも大きな特徴といえるでしょう。カルショウの細部へのこだわりは実に緻密で、ト書きをもとにした人物の配置のみならず、鐘の音もオーケストラのハンドベルのようなものではなく調律されていない実際の鐘の音を、大砲も実音がミックスされるなど、あくまでもステレオという枠内ではあるものの、技師的な立体感を生み出す聴感上の効果を最大限に生かしています。名盤・名録音ゆえにデジタル初期の1988 年からCD化され、2000 年にはDecca Legend で24bit/96kHz リマスタリングもされていますが、今回はそれ以来の、そして初めてのDSDリマスタリングとなります。これまで同様、使用するマスターの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業をおこないました。特にDSDマスタリングにあたっては、「Esoteric Mastering」を使用。 入念に調整されたESOTERIC の最高級機材Master Sound Discrete DAC とMaster Sound Discrete Clock を投入。またMEXCEL ケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を伸びやかなサウンドでディスク化することができました。


収録曲
歌劇≪トスカ≫全曲
TOSCA
(Libretto: Giuseppe Giacosa & Luigi Illica)

フローリア・トスカ(有名な歌手)....... レオンティン• プライス(ソプラノ)
Floria Tosca....... Leontyne Price (Soprano)
マリオ・カヴァラドッシ(画家)....... ジュゼッペ・ディ・ステファノ (テノール)
Mario Cavaradossi....... Giuseppe di Stefano (Tenor)
スカルピア男爵(ローマ警視総監)....... ジュゼッペ・タッデイ(バリトン)
Baron Scarpia....... Giuseppe Taddei (Baritone)
チェーザレ・アンジェロッティ(政治犯)....... カルロ・カーヴァ(バス)
Cesare Angelotti....... Carlo Cava (Bass)
堂守....... フェルナンド・コレナ(バス)
II sagrestano....... Fernando Corena (Bass)
スポレッタ(密偵)....... ピエロ・デ・パルマ(テノール)
Spoletta....... Piero de Palma (Tenor)
シャルローネ(警官)....... レオナルド・モンレアーレ(バス)
Sciarrone....... Leonardo Monreale (Bass)
牢番....... アルフレード・マリオッティ(バス)
Un carceriere....... Alfredo Mariotti (Bass)
羊飼い....... ヘルベルト・ヴァイス(ボーイ・ソプラノ)
Un pastore....... Herbert Weiss (Boy Soprano)

ウィーン国立歌劇場合唱団(合唱指揮: ロベルト・ベナーリオ)
Wiener Staatsopernchor (Chorus master: Roberto Benaglio)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Wiener Philharmoniker
指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン
Conducted by Herbert von Karajan

歌唱: イタリア語
Sung in Italian

[DISC 1]
〔第1 幕 Atto Primo〕
[1] ああ! やっとの思いで!( アンジェロッティ、堂守、カヴァラドッシ) Ah! Finalmente!
(Angelotti/Sagrestano/Cavaradossi)
[2] いつでも洗ってばかりだ…主の御使いの告げありければ(堂守、カヴァラドッシ) E sempre lava!...Angelus Domini
nuntiavit Mariae(Sagrestano/Cavaradossi)
[3] 絵具をくれ・・・妙なる調和( カヴァラドッシ、堂守) Dammi i colori...Recondita armonia
(Cavaradossi/Sagrestano)
[4] 君か! カヴァラドッシ! ( アンジェロッティ、カヴァラドッシ、トスカ) Voi! Cavaradossi!
(Angelotti/Cavaradossi/Tosca)
[5] マリオ!マリオ!マリオ!(トスカ、カヴァラドッシ) Mario! Mario! Mario! (Tosca/Cavaradossi)
[6] トスカは気のいい女だ( カヴァラドッシ、アンジェロッティ、堂守、合唱) È buona la mia Tosca
(Covaradossi/Angelotti/Sagrestano/Coro)
[7] この上もなく嬉しい知らせじゃ、閣下! (堂守、合唱) Sommo giubilo, Eccellenza! (Sagrestano/Coro)
[8] 教会でこのような馬鹿騒ぎとは!( スカルピア、堂守、スポレッタ) Un tal baccano in chiesa!
(Scarpia/Sagrestano/Spoletta)
[9] すべては明白になった・・・トスカだな?儂を見つけなかったろうな(スカルピア、トスカ、堂守)
Or tutto è chiaro...Tosca? Che non mi veda...Mario! Mario! (Scarpia/Tosca/Sagrestano)
[10] 警官を三人と馬車を一台(スカルピア、スポレッタ、合唱) Tre sbirri, una carrozza (Scarpia/Spoletta/Coro)

[DISC 2]
〔第2 幕 Atto Secondo〕
[1] トスカは素晴らしい鷹だ!(スカルピア、シャルローネ) Tosca è un buon falco! (Scarpia/Sciarrone)
[2] 儂としては、狂暴な征服の方が( スカルピア、シャルローネ、スポレッタ) Ha più forte
(Scarpia/Sciarrone/Spoletta)
[3] おお、君、狩猟(かり)はどうだったね? (スカルピア、スポレッタ、カヴァラドッシ) O galantuomo, come andò la caccia? (Scarpia/Spoletta/Cavaradossi)
[4] アンジェロッティはどこに居る?(スカルピア、カヴァラドッシ、スポレッタ、トスカ) Ov'è Angelotti? (Scarpia/Cavaradossi/Spoletta/Tosca)
[5] シャルローネ、カヴァリエーレは、何といわれた? (スカルピア、トスカ、シャルローネ、カヴァラドッシ) Sciarrone, che dice il Cavalier? (Scarpia/Tosca/Sciarrone/Cavaradossi)
[6] さあ、トスカ、言いなさい(スカルピア、トスカ、カヴァラドッシ)Orsù, Tosca, parlate (Scarpia/Tosca/Cavaradossi)
[7] フローリア! (カヴァラドッシ、トスカ、スカルピア、シャルローネ) Floria! (Cavaradossi/Tosca/ Scarpia/Sciarrone)
[8] 勝利だ!勝利だ! (カヴァラドッシ、トスカ、スカルピア) Vittoria! Vittoria! (Cavaradossi/Tosca/ Scarpia)
[9] いか程? (トスカ、スカルピア) Quanto? (Tosca/Scarpia)
[10] 私は歌に生き、“歌に生き、愛に生き“(トスカ) Vissi d'arte, vissi d'more (Tosca)
[11] 誰だ? (スカルピア、スポレッタ、トスカ) Chi è là? (Scarpia/Spoletta/Tosca)
[12] 儂は約束を果たしたぞ…(スカルピア、トスカ) Io tenni la promessa...(Scarpia/Tosca)

〔第3 幕 Atto Terzo〕
[13] ああ、私の限りないため息よ(羊飼いの声) Io de' sospiri (Voce del pastore)
[14] マリオ・カヴァラドッシですね?どうぞ(牢番、カヴァラドッシ) Mario Cavaradossi? A voi (Carceriere/Cavaradossi)
[15] 星は輝き…“星も光りぬ” (カヴァラドッシ) E lucevan le stelle (Cavaradossi)
[16] フローリア・トスカと(カヴァラドッシ、トスカ) Ah! Franchigia a Floria Tosca (Cavaradossi/Tosca)
[17] おお、柔らかく、けがれを知らぬ、快い手!( カヴァラドッシ、トスカ) O dolci mani mansuete e pure
(Cavaradossi/Tosca)
[18] 待つということは、なんて長いことでしょう!(トスカ) Come è lunga l'attesa! (Tosca)
[19] マリオ、さあ早く!(トスカ、混乱した声、シャルローネ、スポレッタ) Presto! Su, Mario! Mario! Su! Presto! Andiam!
(Tosca/Voci/Sciarrone/Spoletta)

[録音]1962 年9 月24 日~30 日、ウィーン、ゾフィエンザール

[初出] RCA Victor Red Seal LDS7022(1963 年)
[日本盤初出] Victor Red Seal SRA-2050~1 (1964 年2 月)

[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー] ジョン・カルショウ
[レコーディング・エンジニア] ジェイムス・ブラウン、ゴードン・パリー

[Super Audio CD プロデューサー] 大間知基彰(エソテリック・マスタリング・センター)
[Super Audio CD アソシエイト・プロデューサー] 吉田穣(エソテリック・マスタリング・センター)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 東野真哉(エソテリック・マスタリング・センター)
[Super Audio CD リマスター] 2024 年8 月 エソテリック・マスタリング・センター、「Esoteric Mastering」システム
[解説] 浅里公三 岸純信
[企画・販売] ティアック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社


この商品を見た人は、こちらの商品もチェックしています!

最近見た商品