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フランク&プーランク:ヴァイオリン・ソナタ (CD/SACDハイブリッド)

販売価格 ¥ 3,300 税込
[ 30 ポイント進呈 ]
大谷康子

■発売日:2019年8月21日
■品番:MECO-1055
■JAN:4562264260577

心震える極彩のフランス・エスプリ

 2019年5月3日、軽井沢大賀ホールで開催された「大谷康子&イタマール・ゴラン~ジネット・ヌヴーへのオマージュ~」のライブレコーディングです。大谷が心から愛してやまない世紀の名ヴァイオリニスト、ヌヴーが生前愛奏したフランス音楽から珠玉の名曲を収録しました。共演は、大谷が絶大の信頼を寄せる現代最高のアンサンブル・ピアニストであるイタマール・ゴラン。その突き動かされるように歌い上げる演奏は、まさに大谷&ゴランの真骨頂といえるでしょう。

 このディスクのレコーディングでは、スイス・マージングテクノロジー社のDAW ピラミクスを使用、DSD11.2MHz フォーマットでレコーディングしています。マイクロフォンが捉えた信号を極力劣化させないようラインの最短化を図り、ステージ上のマイクロフォンの直近でマイクロフォンのアナログ信号をDSD信号に変換後、RAVENNA(AES67)で伝送しています。また動的リスクを回避するため記録媒体は厳選されたSolid State Driveを使用、アナログ、デジタル領域共に信号伝達・記録の最適化・高品位化を図っています。

 アールアンフィニ・レーベルでは、アーティストの要望を完全に満たし、ハイ・フィディリティな音を記録するべく、DPA、ショップス、ノイマン、ゼンハイザー等高品位な各種マイクロフォンを厳選して使用しています。


■収録曲目

①マスネ:タイスの瞑想曲

②ラヴェル:ハバネラ形式の小品

プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
③第1楽章 アレグロ・コン・フォーコ
④第2楽章 インテルメッツォ
⑤第3楽章 プレスト・トラジコ

⑥ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女

⑦サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ

フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
⑧第1楽章 アレグレット・ベン・モデラート
⑨第2楽章 アレグロ
⑩第3楽章 レチタティーヴォ - ファンタジア
⑪第4楽章 アレグレット・ポコ・モッソ

⑫パラディス:シチリアーノ
⑬ドビュッシー:美しい夕暮れ

大谷 康子(ヴァイオリン)

イタマール・ゴラン(ピアノ)



■ヌヴーになりきって描く、愛と情熱のフランス音楽
 フランスのヴァイオリン音楽をここまで深く掘り下げたアルバムがあっただろうか。2020年にデビュー45周年を迎える、日本を代表するヴァイオリニストの大谷康子さんが、世界的ピアニストのイタマール・ゴラン氏と共演し、プーランクの新たな魅力を発見、フランクの名作ソナタの真価を問うた。さらにサン=サーンスの人気曲からドビュッシーやラヴェルの小品に至るまで、音楽の心のひだを豊かな表現力で描き出している。2人は2014年にベートーヴェンとリヒャルト・シュトラウスの2つのソナタを収めたCDを出したが、今回はドイツ音楽から一転してフランス系の音楽。作品の深い読み込みに基づく感動の共演を実現させた。衝撃的なほど新鮮なアルバムだ。

 「女優のようにそのフレーズに入り込み、なりきる」。大谷さんは「聴く人の心に届く、魂を揺さぶる演奏」を達成するための日々の心構えをこう話す。東京藝術大学音楽学部附属音楽高校2年の夏休み、映画「風と共に去りぬ」を観て1カ月もスカーレット・オハラになりきってしまい、食事が喉を通らないほどの疑似恋愛を体験したという。聴き手の魂を揺さぶる演奏家は名俳優でなければならない。では今回は何になりきったのか。2019年5月に全国12カ所で開いたシリーズ公演「大谷康子&イタマール・ゴラン~ジネット・ヌヴーへのオマージュ~」がアルバムの母体だ。やはり高校2年の時に初めてレコードで聴いて憧れた天才女性ヴァイオリニス ト、ヌヴーが乗り移ったかのような熱演を繰り広げたのである。

 1949年10月28日、大西洋のアゾレス諸島に旅客機が墜落した。ヌヴー享年30歳。巨匠への道を約束された才能の若すぎる事故死だった。今年(2019年)はヌヴー生誕100年、没後70年。フランス人ながらドイツ音楽も得意にし、幸運にもブラームスやベートーヴェン、シベリウスの協奏曲の名演が録音で残った。その情熱的で強靱な演奏は大谷さんに通じる。

 今回のアルバムにはヌヴーが愛奏したフランス系の作品を中心に収めた。スペインを題材にした曲が多いのも特徴だ。プーランクの「ヴァイオリン・ソナタ」はヌヴーが委嘱し、スペイン内戦で銃殺された詩人ロルカをしのんだ作品だ。サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」の公演回数で世界最多といわれる大谷さんは、ロマ風の熱い音楽が得意だ。ロマの愛を歌ったアンダルシアの詩人ロルカにちなむプーランクのソナタは、彼女の新たな十八番だ。そして満を持して録音したフランクのソナタでは、弱音の隅々にまで心情の微妙な変化を映し出す。楽譜の行間から溢れ出る音楽への共感によって生まれる大谷さんの「歌うヴァイオリン」が、新たな世界を人々の心に届ける。
解説:池上 輝彦  


■大谷 康子(おおたに・やすこ、ヴァイオリン) プロフィール

2020年にデビュー45周年を迎える大谷康子は人気・実力ともに日本を代表するヴァイオリニスト。
1708年製のピエトロ・グァルネリでの深く温かい演奏と華のあるステージは「歌うヴァイオリン」として定評がある。東京藝術大学、同大学院博士課程修了。在学中からソロ活動を始め、欧州を中心に海外でもリサイタルを重ねる。モスクワ・フィル、スロヴァキア・フィル、シュトゥットガルト室内管弦楽団など国内外の著名なオーケストラとも多数共演。1公演で4曲のヴァイオリン協奏曲を1日2公演行うという歴史的な快挙も達成し話題を呼んだ。ウクライナのキエフ国立フィルから2017年以降毎年招聘され、ヴァイオリン協奏曲などで共演し好評を博す。2019年11月のウクライナ公演で3年連続の共演となる。
CDでは「椿姫ファンタジー」(ソニーミュージック)がベストセラーとなり、ベルリンでの録音による2014年リリースの「R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ/ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」(ピアノ:イタマール・ゴラン)」(ソニーミュージック)も高い評価を受ける。その他多数のCD をリリースしている。
2019年5月にはイタマール・ゴランとの共演による全国12都市でのコンサートツアーを達成し、フランス音楽を中心としたプログラムで新境地を開き絶賛される。文化庁「芸術祭大賞」受賞。東京音楽大学教授。東京藝術大学講師。(公財)練馬区文化振興協会理事長。川崎市市民文化大使。高知県観光特使。(公財)日本交響楽振興財団理事。BSテレビ東京の音楽番組「おんがく交差点」(毎週土曜朝8時より放送)では春風亭小朝と司会を務め、毎回演奏を披露している。2018年7月には自身初の著書「ヴァイオリニスト 今日も走る!」(KADOKAWA)を刊行した。


■イタマール・ゴラン(ピアノ) プロフィール

リトアニアに生まれ、幼児期にイスラエルに移住したイタマール・ゴランは、特にソロ演奏家との共演において現代最高のピアニストの一人と評される。
世界一流のソリスト達と名コンビと呼ぶべきパートナーシップを20年以上にわたり築き続けている。共演者に共感し、その意図を的確につかむ柔軟で深い解釈の演奏は世界中の批評家から高く評価され、各地の著名なコンサートホールで演奏を重ねている。
7歳でテルアビブにてリサイタルを開催。アメリカ・イスラエル文化財団による奨学生に何度も選出され、エマヌエル・クラソフスキーらに師事。恩師のチム・タウブに室内楽を学ぶ。1985年には全額免除の奨学金により米ボストンのニューイングランド音楽院に入学し、レナード・シュアに師事する。そのキャリアの当初から室内楽でのピアノ共演を得意としながらも、ソリストとしても活躍し、ピアノ協奏曲の演奏でも実績を積む。メータ指揮のイスラエル・フィルやベルリン・フィルをはじめ、マゼール指揮フィルハーモニア管、ムーティ指揮ウィーン・フィル、ガッティ指揮スカラ座管など世界の名だたるオーケストラに客演している。ソリストとの共演ではヴェンゲーロフ、レーピン、ラクリン、ギトリス、マイスキー、ミンツ、チョン・キョンファ、ヤンセンら大物演奏家が名を連ねる。国際音楽祭にもしばしば出演し、ザルツブルク、ルツェルン、タングルウッドなどで実績を重ねる。
CDはソニーミュージック、ユニバーサル ミュージックなどから多数リリースしている。1991年には20代前半の若さで米マンハッタン音楽学校の教授陣により指名され、史上最年少の教師になる。1994年からはパリ国立高等音楽院にて室内楽クラスの教授を務める。パリ在住。




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