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ザ・バッハ (CD/SACDハイブリッド)

販売価格 ¥ 3,300 税込
[ 30 ポイント進呈 ]
在庫切れ

河野智美

■発売日:2017年7月5日
■品番:MECO-1039
■仕様:CD/SACDハイブリッド
■JAN:4562264260416
■企画制作:アールアンフィニ
■発売:株式会社ミューズエンターテインメント
■協力:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ


謳うギタリスト、河野智美 初のオール・バッハ・アルバム

河野智美のサード・アルバム「ザ・バッハ」は、アーティスト自身による編曲など、バッハにおける長年の研究研鑽の真価を問う試金石です。そこには才能、美意識、審美眼、技術等持てるその全てが発露されているといっても過言ではないでしょう。今ここに、ギターならではの孤高の世界へと昇華したバッハの精髄が昇陽します。


収録曲
J.S.バッハ(1685 - 1750)

無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3 番 ハ長調 BWV 1005 (河野智美編)
①第1楽章 アダージョ
②第2楽章 フーガ
③第3楽章 ラルゴ
④第4楽章 アレグロ・アッサイ

⑤ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 ~ アリア (河野智美編)

⑥コラール「主よ、人の望みの喜びよ」 BWV 147 (デヴィッド・ラッセル編)

⑦無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004 ~
 第5曲 シャコンヌ (河野智美編)

⑧G線上のアリア BWV1068 (デヴィッド・ラッセル編)

⑨ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV 1051 ~
 第2楽章 アダージョ・マ・ノン・タント*
 (アムステルダム・ギター・トリオ ~ 河野智美編)

河野智美 (ギター)
*大沢美月、田中春彦 (ギター)


■かけがえのない「優しさ」の奏楽
河野智美は今やまさしく中堅。日本のギター界を背負って立つ一人である。なお、このことは、アルバムを通じてもだが、彼女の実演に触れるとき、ひときわよく感じられる。

このサード・アルバムは、まさしくタイトルのとおり“オール・バッハ”、J.S.バッハの作品のみを手がけるものとなった。言うまでもなく、いかなる楽器の奏者であるにせよ、バッハ作品のアルバムを作ることが容易であるはずはない。筆者宛ての私信によると、最初のアルバムで〈無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番〉を弾いた頃は、彼女にとってバッハはまだ「遠い雲の上の存在」で、何回弾いても「難しさ」の意識から抜けられなかったという。しかしその後、さまざまな機会にバッハを弾き、バッハのいろいろな曲を聴きこみ、またドイツに赴きバッハゆかりの地を旅するなどさまざまな経験を重ねる中で、彼女は徐々にバッハの音楽のうちに「人間としてのバッハ」を感じることができるようになったという。サード・アルバムを「バッハ作品集」にしようという決断も、疑いもなく、そこから生まれたのに違いない。

収録されたどの曲を聴いてみても、筆者はそこに「バッハ自身の親しい声」を耳にする思いがする。それは半ば、ギターという楽器固有の“人間らしさ”に由来することかもしれないが、同時にそこに、先に記した河野智美の貴重な資質、微妙な“歌ごころ”の湧出こそが働いていることは疑いない。この“歌ごころ”、言い換えれば、音楽をただ正確かつ綿密に綴られた音符の羅列に終わらせず、それを“人間の心から発したもの”と感じさせる奏楽の“有機性”こそ、筆者が最も大切だと思うものである。そして感心かつ感動するのは、たとえば〈主よ、人の望みの喜びよ〉や〈ゴルトベルク変奏曲のアリア〉のように誰の耳にも優しく響く曲のみならず、〈無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番〉のように荘重かつ峻厳な趣の楽曲ですら、どこまでも人間的な優しさを帯びて聴こえることである。この独特な魅力は「ギター」という認識の枠を取り払って普遍的な音楽の場に持ち出したとしても、決して価値を減するものではない、と筆者は信じる。
濱田 滋郎




■河野智美 プロフィール
東京都出身。クラシカルギターコンクールで優勝のほか、東京国際ギターコンクール、アジア国際ギターコンクールなど、国内外のコンクールで入賞。2004年、原田健司氏とコラボレーションしたクラシックギター作品集『白い軌跡』、『DIECICENTESIMI』をリリース。作曲家と一緒に音作りをしていくという新たな試みで、クラシックの枠を超えて多くの支持を得る。

2009年より2015年まで、師である高田元太郎氏とともに、アルトフィールド・コンサート・シリーズを企画し、自身のコンサートの他、若手ギタリストの出演の場として、また世界的ギタリスト、パヴェル・シュタイドル氏を招いた東京公演など、年数回のコンサートはいずれも成功を収めた。

2011年、ギター製作家キム・ヒホン氏のプロデュースにより韓国にてDVD『Recollections』をリリース。韓国、中国でのリサイタルの他、ロシアのウラジオストク国際ギターフェスティバル、タイ国際ギターフェスティバルに招かれ、絶賛を博す。

2012年、イタリアのトリノ音楽祭で3回のリサイタルを行い、トリノ市民から高い評価を得た。さらにその時にイタリア各地での大聖堂に触発されたことは、アルバム『祈りOraci?n』(2013年「レコード芸術」特選盤)の選曲に大きな影響を与えている。

2015年、国際協力の一環として南米ボリビア・コチャバンバの音楽院を訪れ、技術指導や指導法のアドヴァイスを行う。そのときのコチャバンバ市民を招いたコンサートでは大きな成功を収めた。またその後再びタイにも招かれてリサイタルを行い絶賛を博した。秋には「ジャズクラシック」をテーマとしたアルバム『リュクス』をリリースし、「レコード芸術」で特選盤の評価を得る。

2016年、オーストリアのルスト国際ギターフェスティバル、ロシアのモスクワとエカテリンブルクに招かれ、またスペインのマドリッドでのリサイタルも成功させるなど、各地で活躍の場を広げている。

これまでに、横尾幸弘、江間常夫、高田元太郎、福田進一の各氏に師事した他、R.ディアンス、E.フェルナンデス、S.テナント、M.E.グスマン、A.ピエルリの各氏など国内外で多くのマスタークラスを受講し研鑽している。また、バロックギターと古楽を竹内太郎氏に師事。日本女子大学人間社会学部現代社会学科卒。昭和音楽大学、並びに自身の主宰する音楽教室にて後進の指導育成にもあたっている。(2017年6月現在)


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