[試聴真空管]
◎現行管=JJエレクトロニックECC803S/TM、ゴールデンドラゴンECC83T、PM 12AX7LM、エレクトロ・ハーモニックス12AX7 EH Gold、タングソルmade in Russia 12AX7/ECC803S GOLD、グルーブチューブGT-ECC83、JJエレクトロニックECC803S GP/TM、復刻ムラード12AX7/ECC83、グルーブチューブGT12AX7C、タングソルmade in Russia 5751/12AX7 GoldPin、GenalexゴールドライオンECC83/12AX7
◎ヴィンテージ管=フィリップスECG 5751
■雑誌コード:67969-91
■ISBN:9784880734415
95号の特集企画は「最新の真空管プリアンプ 19ブランド試聴」です。高品質の管球式プリアンプをCD/SACDとアナログレコードで試聴し、回路設計の特長とブランドの個性の魅力を徹底リポートします。
ヴィンテージ関連企画は「アルテック大型スピーカーA5、A7、銀箱、マグニフィセントを聴く」です。アルテックの大型スピーカーと純正パワーアンプの組合せでしか聴けない音の魅力を徹底試聴でお伝えします。アナログファンに向けた実験工房Part1「フォノイコライザーアンプ聴き比べ=再入門編」、DIY派に向けた「実践ラボラトリー/デジタルアンプの外付け電源による音質改善」も見逃せない企画です。
熟達した設計者によるアンプ製作を回路図とともに展開する「マイ・ハンディクラフト」では出力管とトランスの個性をストレートに引き出すKT150プッシュプル、EL34単段プッシュプル・パワーアンプの2モデルが登場です。今号も経験豊かな本格派のオーディオファン必読の企画が満載です。
19ブランド試聴
テスター=三浦孝仁/吉田伊織
システム全体の音を作る上でプリアンプの選択は重要な要素です。数ある管球式プリアンプから高品質の最新19モデルを選りすぐり徹底試聴します。フォノイコライザー搭載モデルはアナログレコードも試聴し、コントロールアンプとしての機能性と音質の魅力をリポートします。
[試聴アンプ]
三栄電波Allargando CSE400M、サン・オーディオSVC200管球王国スペシャルヴァージョン、P&CエレクトロニクスYoshinobu IMADA LCR type Stereo Pre Amplifier、サンバレーSV310[PSVANE WE仕様]、トライオードTRX3、宮島ラボラトリーEC5、山本音響工芸CA03L、コルグNu1、エアータイトATC5、ウエスギU・BROS280、マックトンXX7000、フェーズメーションCM2000、ラックスマンCL1000、マッキントッシュC1100、オクターブHP700、是枝ラボFascination-LLAA、オーディオ・ノートM7 Heritage、ナグラHD PREAMP、シルバトーンL101
本誌95号42頁に掲載のウエスギU・BROS280の「回路解説」文中に誤りがありました。「別売の電波式リモコン」としておりましたが、正しくは「付属の電波式リモコン」です(価格ならびに仕様の備考欄が正しい表記です)。訂正して関係各位ならびに読者の皆さまに深くお詫びいたします。
■アルテック大型スピーカーA5、A7、銀箱、マグニフィセントを聴く
テスター=土井雄三/新 忠篤/岡田 章
同軸ユニットも含めて38cmウーファーを搭載するアルテックのヴィンテージ大型スピーカーシステムをアルテック純正アンプで試聴します。オリジナルシステムの音の魅力を確認し、さらに低域/高域用にパワーアンプを独立させる新方式のネットワークで新たな音のポテンシャルを探ります。
[試聴スピーカー]
アルテック604E+612(銀箱)、アルテックA7、アルテックMagnificent(A7-500W1)、アルテックA5
[試聴アンプ]
プリアンプ=アルテック1567A、パワーアンプ=アルテック1520A
■実験工房Part1「フォノイコライザーアンプ聴き比べ=再入門編(1万~16万円まで)」
テスター=新 忠篤/岡田 章
価格1万円台から16万円までの管球式と半導体型フォノイコライザーアンプでアナログレコードの音のポテンシャルはどのように引き出せるか。アナログ再入門にもふさわしいフォノイコライザーの音質をリポートします。
[試聴フォノイコライザー]
プロジェクトPHONOBOX/MM、クリークOBH15 mk2 Phono Pre-Amplifier、プロジェクトPHONOBOX/S2/SL、ソフトンModel4、P&Cエレクトロニクス12AX7/5751 2段CR型、音の工房SK-EQ10C、オルトフォンEQA444、フェーズメーションEA200、クリアオーディオSmart Phono Headphone V2、トライゴンVANGUARDⅢ、オーロラサウンドVIDA-prima、ラックスマンE250、レガAria、サンバレーSV396EQ 95%組立済キット
本誌95号101頁に掲載の、音の工房SK-EQ10Cの試聴記事に誤りがありました。
「エミッターフォロアー回路で位相が反転していますので、MC昇圧トランスが逆相の場合はいいかもしれませんが、MM型の場合にはスピーカーの極性を逆にすると正しい鳴り方になります」は誤りで、エミッターフォロアー回路は入力と同相出力です。
SK-EQ10Cは正相出力ですので、接続する機器が正相であれば、スピーカーの極性を逆にする必要はありません。
訂正して関係各位ならびに読者の皆さまに深くお詫びいたします。
■実験工房「電圧増幅管12AX7/ECC83 現行管21種の聴き比べ」後編
テスター=新 忠篤/岡田 章
プリアンプやパワーアンプの初段に使われる電圧増幅管の代表的存在が12AX7/ECC83です。現行生産管21種の音質を試聴で探ります。試聴アンプは専用設計のノンNFB単段構成6L6GCシングルパワーアンプです。今号は後編の現行管11種とヴィンテージ管1種です。
[試聴真空管]
◎現行管=JJエレクトロニックECC803S/TM、ゴールデンドラゴンECC83T、PM 12AX7LM、エレクトロ・ハーモニックス12AX7 EH Gold、タングソルmade in Russia 12AX7/ECC803S GOLD、グルーブチューブGT-ECC83、JJエレクトロニックECC803S GP/TM、復刻ムラード12AX7/ECC83、グルーブチューブGT12AX7C、タングソルmade in Russia 5751/12AX7 GoldPin、GenalexゴールドライオンECC83/12AX7 ◎ヴィンテージ管=フィリップスECG 5751
■マイ・ハンディクラフト
『管球王国』筆者が熟達した設計による新作・管球式アンプを発表します。回路図、パーツリストとともに回路の詳細と製作過程を解説し、完成した実機を試聴インプレッションを交えて紹介します。
是枝重治
◎KT150プッシュプル・ステレオパワーアンプFascination95の製作
出力75W+75Wをを持つ、大型ビーム管KT150のUL接続によるプッシュプル・ステレオパワーアンプです。ドライバー管の双3極出力管6BX7を真空管によって定電流化するなど、大パワー管KT150の魅力を安定動作で引き出して、大型モニタースピーカーもフルにドライブするパワー感と高い純度感のある音が魅力です。
新 忠篤
◎ルンダール製トランス搭載 EL34単段プッシュプル・モノーラルパワーアンプAP14の製作
録音スタジオのプロ用としても評価の高いスウェーデン・ルンダール製の出力/電源トランスの特性と意匠を活かして最適設計されたEL34単段アンプです。電源回路の整流素子はローム製SBD採用し、モノーラル構成で逆起電力の悪影響を排除するなど、透明度が重視された設計のルンダール・トランスの魅力を引き出し、クリアーでスピード感ある音を聴かせます。
■「実践ラボラトリー/デジタルアンプの外付け電源による音質改善」
テスター=新 忠篤/久芳寛和
電源の質は機器の音質に大きく影響します。手のひらサイズの安価なデジタルアンプを題材に、付属のACアダプターをスイッチング型/シリーズ型/バッテリー電源の7種に交換し、いかに音質が改善するかを試聴します。DIY的な電源の変更による音質向上手法を探る実践企画です。
■北欧のオーディオスタイル/名演奏・録音テープとLP盤を聴くスウェーデンのアナログ愛好家
スウェーデン・ヨーテボリのアナログ録音愛好家を訪ねました。300BシングルのATM300とEL34プッシュプルのATM1Sなどエアータイトの管球式アンプを核にシステムを構築し、スチューダーやテレフンケンなど往年のオープンリール式テープレコーダーとガラード401など3台のアナログプレーヤーで名演奏を愉しむ心地よいリスニングルームをリポートします。
■2020冬の注目新製品試聴
テスター=傅 信幸/高津 修/三浦孝仁/吉田伊織/新 忠篤
この冬に登場する話題のニューモデルを試聴し、特徴と音質を検証します。今号は大型300Bアンプをはじめ、注目のアナログプレーヤーやスピーカーシステムが登場します。
■「クラングフィルムの歴史とドイツの名機たち」小林正信
「独仏オーディオ紀行」後編 ドイツとフランスのヴィンテージ・オーディオ愛好家訪問記の後編です。オールホーン4ウェイ構成スピーカーを300BシングルやE406シングルなどカスタムメイドのアンプを組み合わせて鳴らす自由な発想のシステムを構築するトーンアーム製作者、クラングフィルムの資料が集積された著名なウェブサイト「Klangfilm Home!」の主宰者、ゴトウユニットのドライバーによるオールホーン5ウェイの大規模スピーカーをまとめ上げて鳴らす愛好家、やはりゴトウユニットでオールホーン4ウェイ・スピーカーを構築する愛好家を訪ねます。ベルリンからケルンに至るオーディオ紀行の記録です。