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管球王国 Vol.111 2024年 WINTER
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管球王国 Vol.111 2024年 WINTER
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■発売日:2024年1月30日
■仕様:B5判
■雑誌コード:67970-37
■ISBN:9784880735092
2024年冬号となる111号の巻頭企画は「最新真空管アンプを新旧の高感度スピーカーで聴く」です。現代のJBL Project K2 S9900とヴィンテージのアルテック604E+612銀箱。高感度スピーカーシステム2機種を出力管や回路構成も多彩な真空管アンプで鳴らし、反応に優れたスピーカーだからこそ得られる音の魅力を探ります。
実験工房は「オープン型ヘッドフォン21機種の音楽性を検証する」です。静電型を交え、価格40万円超のハイグレード機まで、進化を続ける最新ヘッドフォンの音楽性を聴き取ります。
「究極のヴィンテージアンプ=ウェスタン・エレクトリック試聴」は、愛好家の憧れであり続けるウェスタン・エレクトリック(WE)の歴代名アンプ試聴です。往年のモニター型スピーカーJBL 4320とアルテック604E+612(銀箱)で聴き、WEサウンドの魅力をリポートします。
熟達したアンプ設計者による「マイ・ハンディクラフト」は2モデルの登場です。光カートリッジ専用・真空管フォノイコライザーであるウエスギU・BROS220DSR Limited Edition開発記と、欧州の古典直熱3極管E406Nシングルパワーアンプの製作記をお届けします。U・BROS220DSR Limited Edition開発記は、光カートリッジによるRIAAとオールドEQカーブの特性も公開する注目記事です。
自作派大集合「古典管50をチョークレスで励振する現代感覚のシングルアンプ」は、初製作の真空管アンプの出力管に、励振の難しさが語られる出力管50を選んだ大学院生の登場です。111号も真空管オーディオファン必読の企画が満載です。
CONTENTS
●最新真空管アンプを新旧の高感度スピーカーで聴く
JBL/ALTEC 注目モデル15機種試聴
テスター=吉田伊織/土方久明
高感度スピーカーで聴くことでこそ見えてくる真空管アンプの音の魅力を探る企画です。中庸の出力を持つアンプを出力管種/回路構成を問わずに選んで新旧スピーカーのJBL/ALTECを鳴らし、表現の特質をひもときます。試聴アンプの出力管は、直熱管が300B、845、GM70の3種、多極管が6V6、EL84、EL34、KT88、KT120の5種です。
[試聴アンプ]
ジュノンJUNONE 845S、カトレア「響」III、サン・オーディオSV-TE/300BTX、ウエスギU・BROS 300AHPS、エアータイトATM 300R、タカツキTA-S01、フェーズメーションMA1500、オーロラサウンドHFSA01、レーベンCS 600X、カノア・オーディオAI 1.10、オクターブV70 ClassA、オーディオ・ノートOverture PM2、ラックスマンMQ88uC、オーディオ・マエストロFascination 89 Ver.2、マッキントッシュMC275 VI
[試聴スピーカー]
JBL Project K2 S9900、アルテック604E+612銀箱
●実験工房「オープン型ヘッドフォン21機種の音楽性を検証する」
テスター=新 忠篤/岡田 章、機種解説:土方久明
110号の密閉型編に続き、オープン型ヘッドフォンを試聴します。静電型も交えて、価格40万円台までの注目機を選定しました。真空管サウンドと最新ヘッドフォンをそれぞれ熟知するテスターが徹底リポートします。
[試聴ヘッドフォン]
ソニーMDR-MV1、オーストリアン・オーディオHi-X65、シュアSRH1840、セーオーディオWraith、フィーオFT5、アイバッソオーディオSR3、ノイマンNDH30、AKG K812-Y3、フォーカルCLEAR MG、ベイヤーダイナミックT1(3rd generation)、ZMF Aeolus STD、ゼンハイザーHD800S、オーディオテクニカATH-ADX5000、フォステクスTH909、オーデジーMM500、グラドGS3000x Balanced、ハイファイマンHE1000se、ヤマハYH5000SE、メゼオーディオELITE
◎静電型+専用ドライバー
スタックスSR-L700 MK2、スタックスSR009S+スタックスSRM500T
[試聴ヘッドフォンアンプ]
ベンチマークHPA4
●「究極のヴィンテージアンプ=ウェスタン・エレクトリック試聴」
テスター=土井雄三/新 忠篤/杉井真人/小林正信、機種解説:土井雄三/杉井真人
ヴィンテージ機の白眉といえるウェスタン・エレクトリックのパワーアンプが、1970年代にモニタースピーカーとして双璧を成したJBL4320とアルテック604E+612銀箱をどう鳴らすか。300BアンプのWE91と多極管モデル4種、計5機種のWE系アンプで試聴し、WEアンプの大きなポテンシャルを探ります。往年のカッティングシステム用ピックアップカートリッジであるウェストレックス10Aを復刻した小林正信氏もテスターに加わり、10A復刻機によるアナログ再生も試聴に盛り込んでいます。
[試聴アンプ]
ウェスタン・エレクトリック142C/124B/143A/91B(復刻機)、ノーザンエレクトリックR4141A、※参考試聴機=アルテック1520T
[試聴スピーカー]
JBL 4320、アルテック604E+612銀箱
●連載「クラングファルベに寄せて」小林正信
第10回「ウェストレックス10A型ピックアップカートリッジの復刻」
ドイツ系ヴィンテージオーディオの探求を続ける筆者が、米国ウェストレックスのアナログディスク・ピックアップカートリッジである10Aの復刻機を製作しました。一般的なMC型カートリッジと10Aはどう異なるか。なぜEMTやノイマンではなくウェストレックス10Aに取り組んだのか。徹底研究を踏まえた復刻機完成までの道のりを詳細に明かします。
●マイ・ハンディクラフト
真空管アンプに精通する『管球王国』筆者の新作製作記です。回路の詳細と製作過程を解説し、完成アンプの試聴室でのインプレッションを交えて紹介します。
藤原伸夫◎[特別篇]ウエスギU・BROS220DSR Limited Edition
ウエスギU・BROS220DSRは上杉研究所最新製品である光カートリッジ専用・管球式フォノイコライザーアンプです。専用ケルビン接続XLRフォノケーブルによる光カートリッジ光源LED用電流の分離給電、ウエスギアンプ初のXLRバランス出力、初期LPイコライザーカーブへの対応など、新機軸が満載の意欲作。その開発記を[特別篇]としてお届けし、特別仕様である黒檀キャビネット入りLimited Editionをステレオサウンドストアで限定頒布します。
是枝重治◎E406Nシングル・パワーアンプFascination111の製作
E406Nはヨーロッパ製古典管として著名なPX4などと同様にフィラメント4V 1Aの規格を持ち、是枝氏は本機を英国ヴィンテージ・スピーカーユニットであるフェランティM1の濃密で妖艶な音を引き出せるアンプとして設計しました。出力3W+3Wで、現代スピーカーでの再生も魅力十分。電源/出力トランスは往年のタムラ製採用で、限定1台をステレオサウンドストアで頒布します。
●自作派大集合「古典管50をチョークレスで励振する現代感覚のシングルアンプ」
陳 明輝/久芳寛和/新 忠篤
グリッド抵抗10kΩまでという規格で、励振の難しさが知られる直熱管50。今号の「自作派大集合」は、初製作の真空管アンプの出力管にヴィンテージRCAとカニングハム製50/350を選んだ大学院生の登場です。チョークレスの回路に挑み、電源部設計にPC製作のノウハウを生かした第1作は、造型と音にフレッシュな魅力が溢れています。
●注目オーディオショップ探訪「ハードオフオーディオサロン新潟紫竹山店」
●2024冬の注目新製品試聴
テスター=傅 信幸/三浦孝仁/吉田伊織
この冬の話題のニューモデルを試聴してポイントと音質を探ります。待望の300Bアンプや新しい銘柄の出力管採用アンプなど真空管アンプ注目機ほか、MCカートリッジやアナログプレーヤーも充実です。
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■仕様:B5判
■雑誌コード:67970-37
■ISBN:9784880735092
2024年冬号となる111号の巻頭企画は「最新真空管アンプを新旧の高感度スピーカーで聴く」です。現代のJBL Project K2 S9900とヴィンテージのアルテック604E+612銀箱。高感度スピーカーシステム2機種を出力管や回路構成も多彩な真空管アンプで鳴らし、反応に優れたスピーカーだからこそ得られる音の魅力を探ります。
実験工房は「オープン型ヘッドフォン21機種の音楽性を検証する」です。静電型を交え、価格40万円超のハイグレード機まで、進化を続ける最新ヘッドフォンの音楽性を聴き取ります。
「究極のヴィンテージアンプ=ウェスタン・エレクトリック試聴」は、愛好家の憧れであり続けるウェスタン・エレクトリック(WE)の歴代名アンプ試聴です。往年のモニター型スピーカーJBL 4320とアルテック604E+612(銀箱)で聴き、WEサウンドの魅力をリポートします。
熟達したアンプ設計者による「マイ・ハンディクラフト」は2モデルの登場です。光カートリッジ専用・真空管フォノイコライザーであるウエスギU・BROS220DSR Limited Edition開発記と、欧州の古典直熱3極管E406Nシングルパワーアンプの製作記をお届けします。U・BROS220DSR Limited Edition開発記は、光カートリッジによるRIAAとオールドEQカーブの特性も公開する注目記事です。
自作派大集合「古典管50をチョークレスで励振する現代感覚のシングルアンプ」は、初製作の真空管アンプの出力管に、励振の難しさが語られる出力管50を選んだ大学院生の登場です。111号も真空管オーディオファン必読の企画が満載です。
JBL/ALTEC 注目モデル15機種試聴
テスター=吉田伊織/土方久明
高感度スピーカーで聴くことでこそ見えてくる真空管アンプの音の魅力を探る企画です。中庸の出力を持つアンプを出力管種/回路構成を問わずに選んで新旧スピーカーのJBL/ALTECを鳴らし、表現の特質をひもときます。試聴アンプの出力管は、直熱管が300B、845、GM70の3種、多極管が6V6、EL84、EL34、KT88、KT120の5種です。
[試聴アンプ]
ジュノンJUNONE 845S、カトレア「響」III、サン・オーディオSV-TE/300BTX、ウエスギU・BROS 300AHPS、エアータイトATM 300R、タカツキTA-S01、フェーズメーションMA1500、オーロラサウンドHFSA01、レーベンCS 600X、カノア・オーディオAI 1.10、オクターブV70 ClassA、オーディオ・ノートOverture PM2、ラックスマンMQ88uC、オーディオ・マエストロFascination 89 Ver.2、マッキントッシュMC275 VI
[試聴スピーカー]
JBL Project K2 S9900、アルテック604E+612銀箱
●実験工房「オープン型ヘッドフォン21機種の音楽性を検証する」
テスター=新 忠篤/岡田 章、機種解説:土方久明
110号の密閉型編に続き、オープン型ヘッドフォンを試聴します。静電型も交えて、価格40万円台までの注目機を選定しました。真空管サウンドと最新ヘッドフォンをそれぞれ熟知するテスターが徹底リポートします。
[試聴ヘッドフォン]
ソニーMDR-MV1、オーストリアン・オーディオHi-X65、シュアSRH1840、セーオーディオWraith、フィーオFT5、アイバッソオーディオSR3、ノイマンNDH30、AKG K812-Y3、フォーカルCLEAR MG、ベイヤーダイナミックT1(3rd generation)、ZMF Aeolus STD、ゼンハイザーHD800S、オーディオテクニカATH-ADX5000、フォステクスTH909、オーデジーMM500、グラドGS3000x Balanced、ハイファイマンHE1000se、ヤマハYH5000SE、メゼオーディオELITE
◎静電型+専用ドライバー
スタックスSR-L700 MK2、スタックスSR009S+スタックスSRM500T
[試聴ヘッドフォンアンプ]
ベンチマークHPA4
●「究極のヴィンテージアンプ=ウェスタン・エレクトリック試聴」
テスター=土井雄三/新 忠篤/杉井真人/小林正信、機種解説:土井雄三/杉井真人
ヴィンテージ機の白眉といえるウェスタン・エレクトリックのパワーアンプが、1970年代にモニタースピーカーとして双璧を成したJBL4320とアルテック604E+612銀箱をどう鳴らすか。300BアンプのWE91と多極管モデル4種、計5機種のWE系アンプで試聴し、WEアンプの大きなポテンシャルを探ります。往年のカッティングシステム用ピックアップカートリッジであるウェストレックス10Aを復刻した小林正信氏もテスターに加わり、10A復刻機によるアナログ再生も試聴に盛り込んでいます。
[試聴アンプ]
ウェスタン・エレクトリック142C/124B/143A/91B(復刻機)、ノーザンエレクトリックR4141A、※参考試聴機=アルテック1520T
[試聴スピーカー]
JBL 4320、アルテック604E+612銀箱
●連載「クラングファルベに寄せて」小林正信
第10回「ウェストレックス10A型ピックアップカートリッジの復刻」
ドイツ系ヴィンテージオーディオの探求を続ける筆者が、米国ウェストレックスのアナログディスク・ピックアップカートリッジである10Aの復刻機を製作しました。一般的なMC型カートリッジと10Aはどう異なるか。なぜEMTやノイマンではなくウェストレックス10Aに取り組んだのか。徹底研究を踏まえた復刻機完成までの道のりを詳細に明かします。
●マイ・ハンディクラフト
真空管アンプに精通する『管球王国』筆者の新作製作記です。回路の詳細と製作過程を解説し、完成アンプの試聴室でのインプレッションを交えて紹介します。
藤原伸夫◎[特別篇]ウエスギU・BROS220DSR Limited Edition
ウエスギU・BROS220DSRは上杉研究所最新製品である光カートリッジ専用・管球式フォノイコライザーアンプです。専用ケルビン接続XLRフォノケーブルによる光カートリッジ光源LED用電流の分離給電、ウエスギアンプ初のXLRバランス出力、初期LPイコライザーカーブへの対応など、新機軸が満載の意欲作。その開発記を[特別篇]としてお届けし、特別仕様である黒檀キャビネット入りLimited Editionをステレオサウンドストアで限定頒布します。
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E406Nはヨーロッパ製古典管として著名なPX4などと同様にフィラメント4V 1Aの規格を持ち、是枝氏は本機を英国ヴィンテージ・スピーカーユニットであるフェランティM1の濃密で妖艶な音を引き出せるアンプとして設計しました。出力3W+3Wで、現代スピーカーでの再生も魅力十分。電源/出力トランスは往年のタムラ製採用で、限定1台をステレオサウンドストアで頒布します。
●自作派大集合「古典管50をチョークレスで励振する現代感覚のシングルアンプ」
陳 明輝/久芳寛和/新 忠篤
グリッド抵抗10kΩまでという規格で、励振の難しさが知られる直熱管50。今号の「自作派大集合」は、初製作の真空管アンプの出力管にヴィンテージRCAとカニングハム製50/350を選んだ大学院生の登場です。チョークレスの回路に挑み、電源部設計にPC製作のノウハウを生かした第1作は、造型と音にフレッシュな魅力が溢れています。
●注目オーディオショップ探訪「ハードオフオーディオサロン新潟紫竹山店」
●2024冬の注目新製品試聴
テスター=傅 信幸/三浦孝仁/吉田伊織
この冬の話題のニューモデルを試聴してポイントと音質を探ります。待望の300Bアンプや新しい銘柄の出力管採用アンプなど真空管アンプ注目機ほか、MCカートリッジやアナログプレーヤーも充実です。